コーチングとティーチングの違い。自分に向いてるのはどっち?
こんにちは。デイビスみなこです。
今日は、コーチングを始めたいと思うご相談者様が最初に抱く疑問「コーチングとティーチングの違い」について説明していきます。
この内容を知ると、コーチングってこういうものだったのか!という理解が深まり、自分に適しているかどうかの判断もしやすくなりますので、ぜひ最後までお読みください。
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ティーチングやコンサルティングって何?
コーチング、ティーチング、コンサルティング…どれもカタカナばかりでよく分からないですよね 笑
まずはそれぞれの役割を簡単に説明します。
▪️ティーチングとは何か
ティーチングとは、「教える」という意味の通り、教師など知識と経験が豊かな人が、生徒にその知識や情報、正解を与える関係性を言います。
そこには教える人が上で、教わる人が下という上下関係が生まれることが多いです。
▪️コンサルティングとは何か
コンサルティングは、クライアントの課題に対して、専門知識を持ったコンサルタントが解決策の選択肢を与えます。
情報を与えるという点で、ティーチングに似ていますが、コンサルの場合、関係性が対等というところが大きく異なります。
コーチングって何?
コーチングとは、コーチとクライアントが、対話を通じて、クライアントの成長を促すためのパートナー関係を指します。
その成長を促すために、コーチングではゴールを設定します。
例えば、「コーチング起業したい!」と願うクライアントがいるとしましょう。
コーチはそのクライアントのゴール達成までの道のりを明確にし、ゴール地点に到達するまでの間、思考力を高めたり、能力を磨く方法を一緒に模索したりして、クライアントの成長を促す役割を担います。
このプロセスのことをコーチングと呼びます。
コーチングと、ティーチングやコンサルの違いは?
コーチングと、ティーチングやコンサルの大きな違いは、提供するものの違いです。
基本的にティーチングやコンサルが、知識や情報を与えるのに対して、コーチングでは「自分の力を最大化するための支援」を提供します。
自分の力を最大化するための支援とは、具体的には…
- 話を聴くこと
- すべてを受け止めること
- フィードバックを与えること
- 自分と向き合うツールを提供すること など
たくさんのコーチングテクニックを用いて行います。
コーチングの短所
もちろんコーチングにも短所はあります。
それは、ティーチングやコンサルティングに比べ、変化が緩やかで、得られるものが分かりにくいということがあります。
ティーチングでは、毎回新しい情報を学んだ、という達成感が得られますし、次にすべき行動も教える側が提示してくれます。
一方、コーチングではプロセスを大切にするため、一回のセッションで「気づき」まで至らないことはよくありますし、その中でも、自分で次の行動を決めていく必要があります。
また、積極的に、自分に向き合う習慣を優先しなければ、成長を感じ取ることができません。
根本から整えていくため、とても時間がかかるのです。
そのためコーチングは、効果があるのか分かりづらい、成長が遅く感じる、という特性があります。
コーチングの長所
ではコーチングの長所はなんでしょうか。
一言で言うなら、根本から軸を整え、長期的な成長を促すことです。
コーチングを受けるとクライアントは、このような成果を得ます。
- 自分の価値観に沿った、納得のいく人生を歩むことができる
- 思考と行動パターンを把握することができ、対策を取りやすい
- 怖いことにも勇気を出して挑戦することができる
- 挫けそうな時も粘り強く頑張ることができる
- 自分はできるんだ、という自信が生まれる
- 周囲に対して感謝の気持ちが生まれる
このような、小さな体験を積み重なることで、クライアントは人として成長していくことができ、将来の可能性が大きく広がります。
私たち人間は、一人で、意識を高く持ち続けるのは難しいものです。
そのため、コーチがクライアントのゴールまでの道のりを伴走し、能力を引き出すお手伝いをします。
私に向いているのはどっち?
提供する側として、自分はティーチングやコンサルティングをしたいのか、それともコーチングがしたいのか、迷った方は、以下を参考にしてみてください。
ティーチングやコンサルに向いてる人の特徴
- 人に教えることにやりがいを感じる
- 専門分野の学びを深めるのが好きで、最新の情報を求め続けるのが苦にならない
- 論理的に考えられる
- 分かりやすく説明することができる
- 結果にこだわりたい
コーチングに向いてる人の特徴
- 人から能力を引き出すことにやりがいを感じる
- 人に共感することが得意
- 人と対等でいることが好き
- 相手をサポートすることに喜びを感じる
- 一時的な対処療法よりも根本から整えることに惹かれる
- 成果よりもプロセスを大切にしたい
上記のような特徴がそれぞれあります。
ただ、これらの特徴はあくまでも傾向なので、両方が当てはまる人もいれば、どちらも当てはまらない人もいます。
また、ティーチングやコンサルと、コーチングを掛け合わせてサービスを提供することも、もちろん可能です。
例えば私は、コーチングもしますし、コーチング起業のノウハウをティーチングすることもあります。
クライアントは、あなたからサポートを受けたくて購入してくれるわけですから、自分はコーチだから人に教えてはいけない、などのように活動を制限する必要はありません。
相手は何を求めているのか、自分は何を上手に提供できるのかを軸に考えれば、方向性が定まります。
最後に
コーチングとティーチングやコンサルティングの違いは何か、今日のまとめです。
- コーチングとは、コーチとクライアントが、対話を通じて、クライアントの成長を促すためのパートナー関係のこと。
- ティーチングやコンサルが、知識や情報を与えるのに対して、コーチングでは「自分の力を最大化するための支援」を提供する。
- コーチングの短所は、効果があるのか分かりづらい、成長が遅く感じること
- コーチングの長所は、根本から軸を整え、長期的な成長を促すこと
- 両者を掛け合わせてサービス提供することも可能
以上です。
今日の内容が、あなたの今後の活動の方向性の参考になればとても嬉しいです。
皆様からのお声がモチベーションになりますので、ご感想や疑問点をLINEで教えてくださいね!
デイビスみなこ
ウェルネスコーチ/コーチング講師
2020年Institute for Integrative Nutritionを卒業しヘルスコーチの資格取得後、100名以上のクライアントの心身の健康を高めるサポートをする。
昨年、ヘルス&ウェルネスコーチング最高位資格であるNBHWC(全米ヘルス・ウェルネスコーチング協会)の資格を取得。現在NYと北海道の二拠点を軸にコーチとして活動中。LINE:lin.ee/YfS2pVi
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